街なかに店舗を構えている量販型の眼鏡店は種類も多く価格も安いです。
それに対して一般の眼科内に併設されている眼鏡店は扱うメーカーが限られていて、価格はほぼ定価販売です。
消費者の立場からすれば、同じ商品であれば安いほうが良いに決まってます。
じゃあ街の量販店で・・・と思いがちですが、
肝心なのは眼科の質なのです。
独立開業している眼科医院の医師は眼科専門医で、それぞれ得意分野はあるものの、それなりの知識と技量は持ち合わせていると思います。
訪れる人も単に眼鏡を作りたい人、目の異常を感じて来る人、目の病気や怪我で来る人など様々です。
一方の眼鏡店に併設の眼科がクセモノなのです。
ここはコンタクトの処方をするのが目的で、来る人もほぼ全員がコンタクトを作りに来ています。
コンタクトの処方には高度な知識・技術・経験が必要です。
しかし、乱立する眼鏡店の数ほど経験豊かな専門医がいるはずもありません。
法的には眼科専門医である必要はなく、医師であれば何でもよいのです。
だから専門外のアルバイト医が形式的に処方しているケースが多いらしいです。
酷い所では保険医の名義だけ借りて、検査員が処方している事例もあります。
さらに診療報酬の不正請求も多く発覚しています。
不正請求については今まで眼科界の暗黙の了解だったようです。
役人も黙認だったようですが、
最近マスコミに追及されて重い腰を上げ、全国的に監査が行われる傾向にあります。
もちろんメガネ店併設の眼科でも優秀な医師はいるでしょうし、
開業医にも “ヤブ医者” はいると思います。
とにかく信頼できる眼科専門医の処方と定期健診を受けることが大切です。
もうひとつの購入方法として・・・
最近はネットの時代ですからネット通販のコンタクト販売も行われています。
価格が量販型の店舗よりも安いのが特徴です。
これは(建て前として)初めてコンタクトを使うのではなくて、
医師に処方してもらって既に使っている人を対象にしています。
なかには処方箋をFAXや画像で送らせる厳密な販売店もありますが、多くは自己申告です。
処方と定期健診を受けているかの確認をしなくても購入できてしまうシステムは問題ありです。
なぜネット販売を野放しにしているのでしょうかね?
よく調べてみると、輸入レンズには日本の法律が適用されない(処方箋不要)ようで、
個人輸入という扱いにすることで法の盲点をつくことができるのです。
輸入といったって販売店が輸入して常時在庫し、ネットで個人販売しています。
合法(今のところ規制が無い)だからといって、良い方法というわけではありません。
使い捨てソフトの常用者で3ヶ月毎の定期健診も自己責任で受けるという人にはいいかもしれませんが・・・。
ネットで情報を集めていると、ネット通販を勧めているブログが多くあります。
ネット販売を宣伝するブログでは、
安い・早い・簡単購入・・・そんなことばかり強調して、
専門医による処方や定期健診の重要性を説明しているものは皆無です。
よく見ると、アフィリエイトで小遣い稼ぎを狙ったものも多いようです。
安易にお勧めする購入方法ではないと思います。
きちんとした眼科専門医の処方と検査を受けたいけど、安く購入もしたい・・・
という人は、処方箋を書いて渡してもらえる眼科医院を探してみるとよいでしょう。
そして、街の量販型コンタクト店に買いに行けばよいわけです。
でも眼科医院も商売ですから、せっかく来た患者は併設店舗で買ってもらいたいですよね。
医者も人間ですから、
「処方箋だけください・・レンズは他所で買います・・あとの定期健診はよろしく」
それを気持ちよく受け入れてくれるところがどれほどあるかは疑問ですけど・・。
価格ばかりに目を奪われると取り返しの付かないことにもなりかねません。
調子が良くても3ヶ月に一度は眼科医の検査が必要です。
眼科に行くのが面倒だからネットで買うなんて論外です。
身体のなかでも目は繊細で重要な部分です。
どの方法で購入するかよく考えて決めましょう。
私の場合は選択の余地はありません。
角膜の病気ですから、角膜疾患に詳しい専門医に頼るしかありません。
今はネットで情報を集めています。
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