帰マン同様に人間の身勝手な群集心理を題材にしているのだろうけど・・
自分的には今回は市民が身勝手とは思わない。
(簡単にコロコロ変わる市民感情は極端すぎてコメディみたいですが・・)
現在ではたとえ市民が人質になってもテロリストの要求は呑まないのが常道です。
仲間(防衛隊)が人質にされているから市民が攻撃されていても手出しできない・・
っていうメビウスやGUYSの方が問題でしょう。
そりゃ非難されるよ。
そこがサブタイトルどおり デスレムのたくらみでもあるわけだが。
デスレムは人間の群集心理を利用したことに違いはないが、
その前提にメビウスやGUYSの未熟さがあったからでしょう。
それに大気圏に突入する時が最も危険なのに・・・
なんだよ お茶の間のティータイムみたいな雰囲気は・・。
ヘルメットすら被ってないし・・・
だからちょっとの衝撃で怪我するんだよ!
それにしてもGUYSのメンバーがひ弱すぎる。
見た目にも茶髪や長髪で、大学の文科系サークルみたい。
主人公が精神的に未熟で経験を通じて成長していく・・
というのはよくあるパターンだからそれはそれでイイと思うが・・。
他の隊員は一応地球防衛隊なのだから、
見た目も頼れる雰囲気のキャスティングをしてほしい。
全員丸刈りにしろ・・とまでは言わないけれど、
架空のドラマとはいえ服装とか髪型はキチンとしてほしい。
みんな(特にミライが)台詞が棒読みだから余計に軽く感じてしまう。
最近出演者の身なりが気になるというのは自分が年をとったからなのでしょうかね。
ジャックっていうのは「帰ってきたウルトラマン」に後付けされた名前です。
当時は「新マン」とか「帰マン」とか呼ばれていたわけで、
自分の世代だとジャックって何?・・って感じだけど・・
自分としては名前論争はどーでもイイ。
ジャックの姿を見た きくち電器店の主人が
感慨深い表情で
「ウルトラマンが帰ってきた」と叫びました。
電器店がナショナル特約店なのがイイですね。
このアマチュア無線家の電器店主を演じた きくち英一氏は
帰ってきたウルトラマンのスーツアクター(中身の人)です。
このネタが分かる人は特撮マニアか当時リアルタイムで観ていた現在40歳以上の人でしょうかね。
他にも新マンのネタが随所に込められてました。
身勝手な世論に同調しなかったきくちさんは・・
【怪獣使いと少年】のパン屋の娘さんのようなものかな。
リュウが無線で呼びかけた「戦うんだ メビウス・・」
これは帰マンで虚無僧に扮した伊吹隊長の「行くんだ 郷」の場面と同じですね。
最後に郷秀樹がつぶやいた「GUYSという家があり、仲間がいる」・・
これも 「僕にはMATという家があり、隊長という父があります」
という郷隊員の言葉の回想ですね。
こんな具合に過去のシリーズと色々絡めてますけど・・
とにかく全ての面でメビウスは内容が軽い!
『帰ってきたウルトラマン』が非常に重い内容だったからなおさらそう感じる。
ところで、【怪獣チャンネル】のツトム君はまだハムを続けているのか気になります。
今回アマ無線を中継したのがTV局じゃなくて、
電波怪獣ビーコンの子孫だったら自分的には満足です。
あと【怪獣使いと少年】の佐久間良君も気になります。
メビウスで続編【怪獣使いの遺産】が制作されましたが、あれはダメ。
良君は2年後のウルトラマンタロウ(毒キノコが出てくる回)で、
いじめっ子の中学生として登場してますよね。
まあ良君とは関係なくて、違う役を演じただけですけど・・。
顔を見た瞬間に良君だと分かりました。
物語りの関連性は無いにしても
中学生にいじめられ世間から差別された良君を演じた役者が
ウルトラマンシリーズで小学生をいじめる役ってどうなの?
制作者としては深く考えてないんでしょうけど、
視聴者としては最初に見た役柄が印象に残ってしまいますからね。
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